NICUでの日々

NICUで何ができるのか。

保育器の中で次女がうつ伏せで寝ている画像。
masaki

次女がNICUに入ってから、最初に思ったのは「ここで自分は何ができるんだろう」ということでした。

父親として、何か役に立てることがあるはずだと思っていました。でも、実際にNICUに入ると、できることはほとんどありませんでした。

保育器の中にいる小さな体。
たくさんの管と機械。
看護師さんや先生が次々と処置をしていく。

自分はその近くで、ただ見ているだけでした。

最初にやったことは、写真と動画を撮ることでした。

妻はまだ産科に入院していて、NICUに来られない日もありました。だから、僕が見たものをそのまま届けるしかありません。

「青いライトが当たってるよ」
「今、処置してもらってるよ」
「ちょっと待ってくださいと言われて待機中」

そんな実況みたいなLINEを送り続けていました。

今思うと、かなり細かいです。笑
でも、そのときはそれしかできませんでした。

何もできない中で、「見て、伝える」という役割だけはあったようです。

日が経つにつれて、少しずつできることが増えていきました。

名前を呼んだり、
触れられるタイミングでそっと触れたり、
看護師さんの説明をちゃんと聞いたり。

そして、抱っこできる日がやってきます。

最初は本当に何もできない場所だと思っていました。

でも、通い続けるうちに、少しずつ考えが変わりました。

「できること」は少ないけど、「やる意味があること」はちゃんとあるのです。

毎日顔を見に行く。
声をかける。
その時々の状態を知る。

それだけでも、親としての役割なんだと思えるようになりました。

ABOUT ME
高橋昌希
高橋昌希
サイト発起人
2025年12月、第二子(次女)が25週・804gで誕生。NICUでの経験を通じ、同じ立場の家族がつながれる場をつくりたいと思い、Webサイトを発足。仕事は、福祉領域での会社経営や業界団体の運営等。 香川県出身。東京都在住。
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